お盆に考える「墓じまい」

身近にある許認可
【事務所概要】

HP⇒行政書士佐々木敦事務所            代表行政書士佐々木敦               所在地:兵庫県神戸市灘区永手町5-5-5      ハイツ永手403                 TEL:078-223-8923              FAX:078-330-8800

 

お墓参りの帰り道にふと浮かぶ想い

今年の夏も厳しい酷暑となっていますが、お墓を掃除し、手を合わせる時間は、普段はなかなか向き合えない家族の歴史やこれからの供養のあり方について、自然と考えが巡る方も多いのではないでしょうか?「この先、お墓を守っていけるだろうか」「子供に負担をかけたくない」そうした思いから、近年では「墓じまい」という選択をされる方も増えているようです。墓じまいとは、現在のお墓を整理し、遺骨を別の場所へ移す一連の手続きを指します。決して特別なことではなく、時代の変化とともに選ばれる供養の形のひとつとなっています。

墓じまいに必要な手続きとは

墓じまいを進める際には、いくつかの行政手続きが必要になります。まず重要なのが「改葬許可申請」です。遺骨を別の場所に移すためには、現在お墓がある市区町村から許可を受ける必要があります。この許可なく遺骨を移動させることは出来ません。手続きの基本的な流れとしては、以下のようになります。

  • 新しい納骨先(永代供養墓や納骨堂など)を決める
  • 受け入れ証明書を取得する
  • 現在の墓地管理者から埋葬証明書をもらう
  • 市区町村へ改葬許可申請を行う

これらの書類が揃ってはじめて、正式に遺骨を移すことが可能になります。自治体ごとに様式や必要書類が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。また、墓地の使用権は「所有」ではなく、「使用契約」である場合も多く、管理者との合意のもとで返還手続きを行う必要があります。この点も見落とされがちなポイントです。

解体・撤去とこれからの供養

墓じまいでは、遺骨の移動だけでなく、お墓そのものの解体・撤去も行います。石材店に依頼して墓石を撤去し、更地に戻して管理者へ返還するのが一般的です。費用や工事内容は墓地の立地や規模によって大きく異なるため、複数の見積もりを比較する方も少なくありません。

一方で、墓石を撤去するという行為には、物理的な作業以上に、気持ちの整理が伴います。長年家族を見守ってきた場所に区切りをつけることは、簡単な決断ではありません。しかし、その後の供養の形は多様化しており、永代供養墓や樹木葬、納骨堂などライフスタイルに合った選択肢が増えています。

お盆は、過去と未来をつなぐ節目のような時期です。今あるお墓をどうしていくのか、誰のために、どのように供養を続けていくのか?家族と話し合うきっかけとして、この季節に一度お話をしてみるのも良いかもしれません。

六甲道 行政書士佐々木敦事務所のホームページ

タイトルとURLをコピーしました